GW突入しましたね。みなさん、お出かけしてますか?
最近、「節約疲れ」なる言葉が横行していますが、ぜひぜひ便乗してください。
疲れた時は閑静ないこいの村でぼーっとすごしに来て下さいね。
さて、秩父谷のお祭り回数が年間何回あるかご存知ですか?
びっくりしないでくださいね。約360回ほどあると言われています。
「なんだそりゃ?ということは毎日どこかでお祭りやってるってこと???」
そうです、秩父は日本屈指のお祭り王国なんです。
日曜日になると、どこからともなく、空砲花火の音がバンバン聞こえます。
秩父はすり鉢状の盆地なので、その音が谷中に響き渡ってよく聞こえること。
ところで、先人の知恵というのは大したもので、祭りはいろいろな意味があります。
厄除け、神様への感謝、無病息災を願う、村を活気づかせる、お互いに深く知り合うなどありますが、
経済的視点で考えてみれば、「門前、市をなす」の言葉通り、今風に言えば「内需拡大」ということでしょうか。
お祭りがあれば、その準備のために人が動き道具を揃える、で消費が上がります。
祭り当日はお店が出て、何だかわからないけどお金使っちゃったなあという経験、みなさんおありですよね。
昔の田舎というのは村祭りというのがたくさんありました。
毎月五日は市が立つから、地名が五日市なんてよく聞くお話です。
田舎は不況でもなぜか皆が暮らしていけるという不思議な現象がありますが、
それはこのお祭り効果というものも一役買っているようです。
お祭りの大きさは大小様々。
秩父夜祭りは日本三台曳山祭りといわれるほどの大きな祭りですが、
美の山にある蓑神社のお祭りは麓の集落の方が参加する程度の小さいものです。
確か5月3日だったような・・・。
平成22年の現在でも、この古き良き伝統であるお祭り文化が秩父には色濃く残っているのは
驚異的です。
秩父はそれだけ精神的に本当の意味で豊かであると考えられます。
東京都のウォーターフロントの高層マンションを伴う地区では、街づくりの一環として祭りを企画し出したと、
去年あたりNHKが取材していましたが、それを考えれば、秩父ははるか前を走っているわけです。
都会の方が秩父を訪れる由縁ですね。
「朝霧けたててよく来たね。地炉端寄ってえおあたんな」(秩父音頭より)
(朝早くからよく来たね。こっちの炉端に来て話しでもして行かねえかい。一緒に祭りに参加しねえかい?)